品種詳細
ダイチノユメ
カンショ「ダイチノユメ」は、上いも収量とでん粉歩留がともに高いため、単位面積当たりのでん粉生産能力が非常に優れる。また、貯蔵性、センチュウ抵抗性も優れる。でん粉原料用として、南九州のカンショ作地域に適する。
主要特性
- 「ダイチノユメ」は、平成2年に「九系117」を母、「ハイスターチ」を父として交配し、選抜した系統である。
- 切干歩合(乾物率)、でん粉歩留は、「コガネセンガン」より2~3ポイント高く、「コナホマレ」なみである。
- 上いも重、でん粉重は「コガネセンガン」より優れ、多収である。
- 透明マルチ栽培では、「コナホマレ」のいも重、でん粉重を下回るが、無マルチ栽培では「コナホマレ」なみである。
- 貯蔵性は「やや易」で、「コガネセンガン」「コナホマレ」より貯蔵しやすい。
- 病虫害抵抗性は、サツマイモネコブセンチュウに「強~やや強」、ミナミネグサレセンチュウに「やや強」、黒斑病に「弱~やや弱」である。
栽培適地
南九州のでん粉原料用カンショ作地域
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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15923 (2003年8月11日) |
2004年2月 3日 | 14038 (2006年3月20日) |
25年 (満了日:2031年3月20日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||