品種詳細

ハマコマチ

カンショ「ハマコマチ」は、塊根中にβ-カロテンを多量に含み、多収である。蒸切干の肉色は濃橙で、食味、加工適性とも優れ、高カロテンの蒸切干用品種として利用できる。

主要特性

  • 「ハハコマチ」は、昭和63年に高カロテン系統「86J-6」を母、青果用品種「ベニオトメ」を父として交配し、選抜した系統である。
  • カロテン含量は、既存のカロテン品種「サニーレッド」よりやや高い。
  • 上いも重は、「サニーレッド」や「コガネセンガン」より多収である。
  • 蒸切干の色は「濃橙」、肉質は「やや粘」で、食味は「中~やや上」と優れる。皮むき作業性は「泉13号」と同程度である。
  • 貯蔵性は「やや易」で、「サニーレッド」「コガネセンガン」より貯蔵しやすい。
  • 病虫害抵抗性は、サツマイモネコブセンチュウに「強」、ミナミネグサレセンチュウに「中」、黒斑病に「やや弱~弱」である。

栽培適地

蒸切干用カンショ作地域

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
15922
(2003年8月11日)
2004年2月 3日 14037
(2006年3月20日)
25年
(満了日:2031年3月20日)
交配組み合わせ 旧系統名