品種詳細

らんらんチップ

ばれいしょ「らんらんチップ」は、中早生のジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つチップ加工原料用である。翌年2月までの貯蔵に適し、チップカラーが「トヨシロ」より優れる。また、暖地春作のチップ原料として使用可能である。

主要特性

  • 北海道においては、「トヨシロ」と比べて、熟性は同じ中早生で、茎長は同程度、一個重はやや小さく、収量は同程度~少なく、でん粉価は同程度である。
  • ジャガイモシストセンチュウに対し抵抗性を持ち、汚染地での栽培では同線虫の密度を低減し、未発生地では汚染の拡大を未然に防ぐ効果がある。
  • ポテトチップのカラーは、北海道産の貯蔵前後、鹿児島県産においても「トヨシロ」より良い。
  • 休眠期間が中なので長期貯蔵には向かず、翌年2月までの貯蔵に適する。

育成の経過

「らんらんチップ」は、早生の「とうや」を母、高でん粉価の「83068C-51」を父とするジャガイモシストセンチュウ抵抗性系統間の交配集団から育成されたポテトチップ加工用の系統である。

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
18654
(2005年8月11日)
2006年3月 7日 16450
(2008年3月13日)
25年
(満了日:2033年3月13日)
交配組み合わせ 旧系統名
とうや / 83068C-51 北海89号