品種詳細

たちすずか

「たちすずか」は「クサノホシ」と比較し牛に消化されやすい茎葉の割合が高く、耐倒伏性が強く、糖含量が高く、中性デタージェント繊維の消化性が高いため、ホールクロップサイレージ用の飼料用稲専用品種として適する。

主要特性

「たちすずか」は「クサノホシ」と比較して、次の特性を示す。

  • 「たちすずか」は「クサノホシ」と「極短穂(00個選11)」との人工交配に由来する粳種である。
  • 出穂期が「クサノホシ」より4日程度遅い「極晩生」である。
  • 耐倒伏性は「クサノホシ」より明らかに強く"極強"であり、収穫適期を約2ヶ月過ぎても倒伏しにくく、収穫可能な期間が長い。また湛水直播、乾田直播での栽培が可能である。
  • 消化されやすい茎葉の割合が高く、消化されにくい籾の割合が低い。
  • サイレージ発酵に必要な糖の含量が「クサノホシ」より明らかに高い。
  • サイレージ中の粗繊維および中性デタージェント繊維の消化率が「クサノホシ」より高い。

栽培適地

温暖地の平坦部および中山間地域

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
24752
(2010年3月31日)
2010年6月14日 22024
(2012年9月25日)
25年
(満了日:2037年9月25日)
交配組み合わせ 旧系統名