品種詳細
たちすがた
「たちすがた」は、中生熟期で乾物収量2t/10aを実現した飼料用品種です。株の全重収量と可消化養分総量(TDN)収量が高く、稲発酵粗飼料に適します。
主要特性
「たちすがた」は耐倒伏性の中間母本「関東PL12」と多収品種「タカナリ」の交雑後代より育成された飼料イネ系統である。
- 出穂期は「日本晴」より5日程度早く、関東平坦部では"中生の中"熟期に属する。黄熟期は「日本晴」並である。
- 稈長は「日本晴」より約20cm長い。穂数は「日本晴」より少なく、草型は"穂重型"である。
- 黄熟期の乾物全重収量とTDN収量は移植と表面散播直播栽培の両方で「日本晴」より多い。精玄米重は「ホシアオバ」より低いが、「はまさり」と同様に茎葉の割合が高い飼料イネ系統である。
- 押し倒し抵抗性が高く、耐倒伏性は「日本晴」より優れる"強"である。特に、直播栽培での耐倒伏性は優れる。
- 脱粒性は"難"である。
- いもち病真性抵抗性遺伝子型はPibと推定される。葉いもち圃場抵抗性と穂いもち圃場抵抗性は不明である。白葉枯病抵抗性は「日本晴」並の"やや強"である。縞葉枯病には"抵抗性"である。
- 米飯は硬く、粘りが少ない。食味の総合評価は"下上"である。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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22595 (2008年6月 2日) |
2008年8月26日 | 20432 (2011年3月 2日) |
25年 (満了日:2036年3月 2日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
関東PL12/タカナリ | 関東飼225号 |