品種詳細

あみちゃんまい

「あみちゃんまい」は、寒冷地南部では早生で日本型の高アミロース米品種である。米のアミロース含有率が30%程度と高く、米粉麺等への利用が期待される。

主要特性

  • 出穂期、成熟期は「ひとめぼれ」より3日ほど早い。「コシヒカリ」より成熟期が9日ほど早いため、作期分散が可能である。
  • 稈長は「コシヒカリ」より10cm以上短く、耐倒伏性は「越のかおり」並の“やや強”である。
  • 玄米千粒重は「ひとめぼれ」よりやや軽い“中”で、粒形は長円形である。「コシヒカリ」等と同様の粒形であるため、選別、精米など従来の日本型品種に対応した調整方法が適用できる。
  • 精米のアミロース含有率は、「ひとめぼれ」、「コシヒカリ」より11~12ポイント程度高い約30%で、「越のかおり」より3ポイントほど低い。
  • いもち病真性抵抗性遺伝子はPiaを持つと推定され、圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちとも“中”である。穂発芽性は “中”、穂孕期の障害型耐冷性は“弱”である。

栽培適地

冷害の危険性の少ない東北中南部、北陸および関東以西の地域

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
28213
(2013年5月27日)
2013年8月30日 25487
(2016年10月17日)
25年
(満了日:2041年10月17日)
交配組み合わせ 旧系統名
新潟79号×北陸191号 北陸254号