品種詳細

和みリゾット

大粒でリゾットへの調理適性があり、倒伏に強く栽培しやすい品種である。「和みリゾット」により、国産のリゾット用米の普及が期待される。

主要特性

  • 「和みリゾット」は「ひとめぼれ」と比べて、出穂期が1日程度早く、成熟期は3日程度早く、育成地(新潟県上越市)では早生品種である。
  • 稈長は「ひとめぼれ」と比べてやや短く、「CARNAROLI」より明らかに短い。倒伏に対する強さは、「ひとめぼれ」、「CARNAROLI」に優る。
  • 収量性は「ひとめぼれ」よりも劣るが、「CARNAROLI」よりも高く、玄米千粒重は「CARNAROLI」並の極大粒である。
  • いもち病抵抗性は、葉いもちには"強"、穂いもちには"弱"、耐冷性は中程度、脱粒性は"難"、穂発芽性は"やや難"である。
  • リゾットに調理した「和みリゾット」は、「コシヒカリ」に比べて外観が優れ、歯ごたえがあり、粘りがなく、べたつかず、煮崩れしにくい。総合的には、「コシヒカリ」に優り「CARNAROLI」に近い評価で、リゾットへの調理適性が認められる。

栽培適地

冷害の危険性の少ない東北中南部、北陸および関東以西の地域

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
28215
(2013年5月27日)
2013年10月 8日 25489
(2016年10月17日)
25年
(満了日:2041年10月17日)
交配組み合わせ 旧系統名
北陸204号×CARNAROLI 北陸253号