品種詳細

雪ごぜん

「雪ごぜん」は"やや早"熟期に属する粳種で、多収の業務用米品種です。玄米の外観品質に優れるとともに、白米のアミロース含有率がやや高く、タンパク質含有率が低いため、炊飯米は白く、食味総合評価は「きらら397」並です。また穂ばらみ期耐冷性が強く、業務用米の安定生産への貢献が期待されます。

主要特性

  • 「きらら397」と比較して、出穂期は1日遅い"やや早"、成熟期は2日遅い"中"に属する。
  • 稈長および穂長は「きらら397」よりも長く、穂数は「きらら397」並で、草型は"穂数型"である。
  • 収量性は「きらら397」「ななつぼし」と比較しても高い。
  • 耐倒伏性は"やや弱"であり、「きらら397」よりわずかに劣るものの、「ななつぼし」並である。
  • 穂ばらみ期耐冷性は「きらら397」「ななつぼし」よりも強い。
  • いもち病圃場抵抗性は、「きらら397」並で、「ななつぼし」よりやや強い。
  • 白米のアミロース含有率は「きらら397」よりも高く、タンパク質含有率は低い。
  • 炊飯米の食味官能試験では、「白さ」で「きらら397」に優り、総合評価では同等である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
29257
(2014年6月 2日)
2014年10月28日 25333
(2016年8月 3日)
25年
(満了日:2041年8月 3日)
交配組み合わせ 旧系統名
北陸190号 / 札系97100 // 北海291号 北海313号