品種詳細
中国143号
小麦新品種「中国143号」は、やや早生、やや短稈で耐倒伏性が強く、多収で、収量と外観品質の安定性が高い。製粉歩留が高く、粉の色相が明るく製麺適性が高いが、タンパク質含有率はやや低い。温暖地の中山間地域に適する。
主要特性
「中国143号」は早生・良質・多収を育種目標として、1983年4月に中国農試において、母「中系5165」×父「シロガネコムギ」の交配により系統育種法で育成され、2001年9月に品種名「中国143号」として品種登録出願された。その特徴は次のとおりである。
- 播性I、やや早生、やや短稈で耐倒伏性が強く、中山間地域においても早熟・多収で、収量と外観品質の安定性が高い、白ふ褐粒の品種である。
- 製粉歩留が高く、粉の色相が明るく、麺の色と粘弾性が優れ製麺適性が高い。アミロース含有率は農林61号並である。
- タンパク質含有率がやや低いが、中山間地域においては一般的にタンパク質含有率が高くなりがちであるため、中山間地域においては適正値になりやすい。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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13889 (2001年9月28日) |
2002年1月24日 | 12829 (2005年3月14日) |
20年 (満了日:2025年3月14日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||