品種詳細

長崎W2号

  長崎県と共同開発したちゃんぽん麺用小麦品種です。
  長崎県と共同育成した硬質小麦新品種「長崎W2号」は、「ミナミノカオリ」と比較して、穂発芽耐性に優れ、短強稈で倒伏に強く、やや多収です。やや低アミロースタイプであり、めんの食感が滑らかで長崎ちゃんぽん麺に適しています。

主要特性

  •   「ミナミノカオリ」と比較して、出穂期は2日遅く、成熟期は同程度です。稈長は短く、穂長は長く、穂数はやや少ないです。耐倒伏性は優れます。
  •   播性は'IV'の秋播性で、コムギ縞萎縮病ウイルスI型系統と赤かび病には'やや弱'で穂発芽性は'やや難'です。
  •   「ミナミノカオリ」と比較して、千粒重、容積重は同程度で、収量性はやや優れます。検査等級は優れ、原粒のタンパク質含有率はやや低く、灰分含量もやや低いです。
  •   製粉歩留が高く、粉の色相が優れます。やや低アミロースタイプであり、製麺するとめんの食感が滑らかで、食味が優れる等の特徴があり長崎ちゃんぽん麺に適します。
  •   長崎県の奨励品種として採用され、平成27年度には普及面積25haを見込んでいます。

 

長崎W2号の草姿
草姿

長崎W2号を使用したちゃんぽん麺
長崎W2号を使用したちゃんぽん麺

 

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
28052
(2013年3月28日)
2013年7月 5日 23494
(2014年7月25日)
25年
(満了日:2039年7月25日)
交配組み合わせ 旧系統名
西海185号//北見春61号/西海186号(ミナミノカオリ) 諫系W069