品種詳細
ハタユタカ
だいず「ハタユタカ」は、「スズユタカ」よりも成熟期がやや遅い晩の早で、広域適応性があり、ダイズシストセンチュウ抵抗性及びダイズモザイク病抵抗性はともに強であり、子実収量は「スズユタカ」よりやや多収である。 粗蛋白質含有率は「スズユタカ」よりも高く、豆腐加工適性に優れる。
主要特性
- ウイルス病抵抗性で広域適応性を目標に、 東北各地で多収を示しウイルス病低抗性を有する「スズユタカ」を母に、 高蛋白・良質で広域適応性の「エンレイ」を父として人工交配を行い、以後、 選抜・固定を図り、育成した系統である。
- ダイズモザイク病抵抗性(A,B,C,Dの各系統)が強、 ダイズシストセンチュウ抵抗性が強である。
- 子実収量は、普通畑、 水田転換畑のいずれでも「スズユタカ」以上の多収である。
- 東北、北陸、関東、東山、 近畿地域における一部府県での奨励品種決定調査試験において、 標準品種よりも多収を示し、広域適応性がある。
- 粒の大きさは「スズユタカ」より大きく「エンレイ」と同じ大の小に属し、 臍色は黄、種皮色は黄白である。
- 「スズユタカ」よりも粗蛋白質含有率が高く、 豆腐の破断強度は「スズユタカ」、「タチナガハ」より大きい。 実需者による官能評価でも「タチナガハ」と同等かそれ以上の評価であり、 豆腐加工適性は「タチナガハ」より優れる。
栽培適地
栽培適地は東北南部、関東北部及び北陸地域
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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11860 (1999年6月29日) |
2000年2月22日 | 10623 (2002年9月30日) |
20年 (満了日:2022年9月30日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
スズユタカ × エンレイ | 東北128号 |