品種詳細
くろこじろう
「くろこじろう」は関東地方における成熟期が中生の晩、子実の子葉色が緑色を呈する小粒の黒ダイズ品種で、「黒大豆小粒」に比べ倒伏しにくく草姿が優れる。
主要特性
- 「くろこじろう」は2002年に草姿が優れる黒ダイズ「黒中粒」を母、納豆用主力品種の小粒黄ダイズ「納豆小粒」を父とした人工交配から育成された小粒黒ダイズ品種である。
- 関東地域における成熟期は「納豆小粒」とほぼ同じ「中生の晩」で、「黒大豆小粒」よりやや晩熟である。
- 子実収量は6月播種では「納豆小粒」よりやや少ないが、7月播種では同程度である。
- 主茎長は「納豆小粒」並みだが、倒伏と蔓化程度は「納豆小粒」より1ランク低く、「黒大豆小粒」より2ランク以上低い。
- 百粒重は「納豆小粒」よりやや小さい"小粒"で、裂皮粒が少なく外観品質は良好である。粒形は"偏球"で、「納豆小粒」の"球"とは異なる。子実の子葉色は緑である。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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29259 (2014年6月 3日) |
2014年10月28日 | 25951 (2017年4月12日) |
25年 (満了日:2042年4月12日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
黒中粒/納豆小粒 | 関東115号 |