品種詳細
ことゆたかA1号
「ことゆたかA1号」は滋賀県の主力品種「ことゆたか」に難裂莢性を導入した品種で、農業および品質特性はほぼ「ことゆたか」と同じである。裂莢しにくいため自然裂莢や収穫時の収穫損失が少なく、実質的に多収となる。
主要特性
- 「ことゆたかA1号」は、耐倒伏性で青立ちの発生が少ない高豆腐加工適性の「ことゆたか」に、「ハヤヒカリ」由来の難裂莢性をDNAマーカー選抜と5回の連続戻し交雑を組合せて育成した品種である。
- 草姿や耐病虫性などの栽培特性および品質特性は「ことゆたか」とほぼ同等であるが、成熟期は1~4日程度遅く、百粒重は同等からやや大きい。
- 裂莢性は"難"であり、成熟後の圃場における自然裂莢や室内での加熱試験による裂莢は「ことゆたか」に比べ少ない。
- 子実収量(坪刈り)は「ことゆたか」と同等であり、刈遅れが生じた場合には、自然裂莢による脱粒やコンバイン収穫時の脱粒が明らかに少なく、収穫損失全体が20kg/10a程度少なくなるため、実質収量の向上が期待できる。
- 豆腐、味噌、煮豆の加工に適する。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
32146 (2017年5月30日) |
2017年8月18日 | 29211 (2022年3月29日) |
25年 (満了日:2047年3月29日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
ことゆたか6///あやこがね//タチナガハ/ハヤヒカリ | 関東122号 |