品種詳細

そらひびき

「そらひびき」は、難裂莢(なんれっきょう)性や葉焼病(はやけびょう)抵抗性を有し、耐倒伏性に優れる多収品種であり、栽培適地では2割以上の増収が見込まれる。粗タンパク質含有率がやや低く粒大が中であるが、「フクユタカ」と同等の豆腐加工適性がある。

主要特性

  1. 「そらひびき」は粗タンパク質含有率が高く豆腐加工に適した日本品種「サチユタカ」を種子親、多収である米国品種「LD00-3309」を花粉親とする交配組合せから育成された品種である。
  2. 育成地 (秋田県) における開花始期は "中" 、成熟期は "中" 、生態型は "中間型" である。
  3. 裂莢(れっきょう)の難易は "難" 、葉焼病に対して抵抗性であり、耐倒伏性も高い。
  4. 最下着莢節位(さいかちゃっきょうせつい)の高さは "やや低" である。
  5. ダイズモザイクウイルスのA、A2、B、C、D およびE 病原系統に対して、いずれも "感受性" であり、ダイズシストセンチュウのレース3 抵抗性は "弱" である。
  6. 粒大は中で、子実の粗タンパク質含有率が "やや低" であるが、豆腐加工適性は加工のし易さや食味が優れる「フクユタカ」と同等である。

栽培適地

東北南部 ~ 北陸地域

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
37244
(2024年1月24日)
2024年4月22日

交配組み合わせ 旧系統名
サチユタカ/LD00-3309 東北194号

品種の利用許諾について