品種詳細
おおきみ
「おおきみ」は、平均果重が20g以上の極大果で日持ち性と食味に優れ、摘果作業が不要な促成栽培用イチゴ品種で、萎黄病、炭疽病およびうどんこ病に対して抵抗性を有する。
主要特性
「おおきみ」は、大果で果実品質の優れる「さつまおとめ」を母親に、大果性の組合せ能力に優れる「いちご中間母本農1号」を父親として交雑して1999年に得られた実生から選抜された。
草姿は立性で、直枝型の果房形態を有し、果房当たりの着花数が少ないため摘果作業が不要である。
- ランナーの発生は「とよのか」より遅く、発生数も少ない(データ略)。
- 花芽分化期は、暖地でのポット育苗では9月下旬であり、開花始期は「とよのか」より5日程度遅く、「さちのか」並みである。
- 早晩性は「さちのか」並で、促成栽培に適する。普通促成栽培での収穫開始期は「とよのか」より7日程度遅く、2月末までの早期収量は「とよのか」より少ないが、4月末までの収量は同等であり、商品果率は極めて高い。
- 果実は平均果重が20g以上の極大果で、形状(円錐~短円錐形)の揃いに優れる。果皮色は光沢がある橙赤色~赤色で、果肉色は淡橙色~淡赤色である。果実硬度は「とよのか」より高く、日持ち性に優れる。糖度が高く、香りもよく、食味は極めて良好である。
- 炭疽病、うどんこ病および萎黄病に対して、それぞれ中程度、強度およびやや強程度の抵抗性を示す。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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22831 (2008年8月18日) |
2008年10月28日 | 20810 (2011年5月24日) |
25年 (満了日:2036年5月24日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||