品種詳細
af01
「af01」は、青木フルーツホールディングス株式会社との共同育成による促成栽培向け品種です。近年需要が拡大しているジュース、ケーキ等に利用される業務需要に対応した良食味で、アスコルビン酸等の健康機能性成分含量が高く、加工時に不要となる蕚(がく)の除去に関わる調製作業の省力化が可能な品種です。また、四季成り性を有し、暖候期においても花芽分化が安定しており、収穫期間の延長と安定生産が期待できます。
主要特性
- 四季成り性を有し、促成栽培において収穫期間の延長と安定生産が期待できます。早晩性は「とちおとめ」並で、普通促成栽培では「とちおとめ」より2割程度多収です。
- 果実の平均果重は15.8gと「とよのか」、「さちのか」よりも大きく、果形は短円錐~円錐、果皮色は赤色、果肉色は淡赤~赤色ではやや鈍~中。果実は「さちのか」並に硬く、糖度も「さちのか」並に高く、香りの強さは中で、食味はやや良。また、総ポリフェノール含量やアスコルビン酸含量が高く、高い抗酸化活性を有します。
- 草姿は立性で草勢が強く、冬季の草勢管理が容易です。また、果房伸長性が優れるため、着色を良くするための作業が省力化できます。蕚の離脱性が高く、調製作業の省力化が可能です。
- 炭疽病、萎黄病には罹病性です。また、うどんこ病については真性抵抗性でないため、育苗期を含め予防的な防除に努めてください。
適応地
全国の促成栽培地域。
「af01」の果実
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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35843 (2021年11月 9日) |
2022年5月 6日 |
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交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
Se11-11/11268-01 | 14151-04 |