品種詳細
つきかがみ
黄肉の生食用の晩生品種です。大果で糖度が高く食味が優れており、果面の荒れも少なく、無袋栽培が可能です。
主要特性
- 樹勢は強く、樹姿はやや直立します。育成地(茨城県つくば市)における開花盛期は4月上旬で、「黄金桃」より2日程度早い時期です。花芽の着生が多く、花粉を有し、結実良好です。収穫盛期は8月下旬で、「黄金桃」より1週間程度遅い時期です。
- 果形は扁円形から円形で、果実重は350 g程度になり大果です。果皮の地色は黄色で着色はやや少なく、果皮の荒れが少なく外観が優れ、無袋栽培が可能です。
- 果肉色は黄色、肉質は溶質で「黄金桃」よりも緻密です。糖度は「黄金桃」より低いものの13~14%程度あり、酸はpHで4.3前後と酸味は「黄金桃」にくらべてやや少なく、食味良好です。核は離核です。
- 灰星病、せん孔細菌病は、通常の薬剤散布により防除できます。
- 既存のモモ栽培地域で栽培が可能です。「黄金桃」の後に成熟する生食用黄肉品種として有望です。
図1 「つきかがみ」の果実
図2 「つきかがみ」の結実状況
図3 「つきかがみ」の樹姿
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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25002 (2010年7月12日) |
2010年9月15日 | 20820 (2011年5月24日) |
30年 (満了日:2041年5月24日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
モモ筑波115号(う-9×C2R19T182)×モモ筑波105号(19-4×NJN-68) | モモ筑波123号 |
栽培適地
農林認定品種(旧:命名登録品種)
登録番号:モモ農林26号
登録年月日:2012年4月3日
育成担当者
山口正己、土師 岳、八重垣英明、末貞佑子、三宅正則、安達栄介、山根崇嘉、 京谷英壽、西村幸一、鈴木勝征、木原武士、内田誠、小園照雄、福田博之