品種詳細
Ho104
サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Ho104」(エイチオーヒャクヨン)は、晩生のデント種で、耐倒伏性が強く、組合せ能力がデント種、フリント種のいずれとも高く、採種性に優れる。一代雑種品種の親系統として利用できる。
主要特性
- (Ho72/Ho40)/クラリカを母材とし、病害抵抗性、耐倒伏性、雌穂特性などにより選抜、育成した自殖系統である。
- 早晩性は"晩生"に属する。
- 初期生育は"良"、稈長はやや低いが着雌穂高はやや高く、稈径は平均的である。雄穂長は約29cmと平均的で、枝梗数は約7とやや少ない。雌穂は粒列数が平均16.0列で、先端円錐型である。子実は橙黄色で方形である。
- 採種性は、放任受粉下での採種量が実収量で65.8kg/a、F1採種栽培での種子親としての利用を想定した雌雄畦比3 : 1換算で49.4kg/aと高い。花粉飛散程度は"やや良"である。
- すす紋病抵抗性は"やや強"、ごま葉枯病抵抗性は"弱"である。黒穂病抵抗性は"中"、耐倒伏性は"強"である。
- 本系統を片親とする単交雑F1組合せの平均乾物収量は、デント種、フリント種のいずれとの組合せでも同熟期の普及品種と同程度の水準にあり、組合せ能力は高い。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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26181 (2011年8月 1日) |
2011年11月21日 | 22567 (2013年4月18日) |
25年 (満了日:2038年4月18日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
Ho72 × Ho40 / クラリカ | Ho104 |