品種詳細
東北1号
国内で初めて、寒冷地の転作田等での採草利用に向く新牧草フェストロリウムの新品種を育成しました。「東北1号」は寒冷地での越冬性、耐湿性に優れる多年生牧草で、既存の導入品種に比べて消化性が高く、多収です。
- 「東北1号」は主要な寒地型牧草と比べて多収で、ハイブリッドライグラス「ハイフローラ」と同様に乾物消失率が高い特徴を備えています。越冬性の指標となる耐雪性は、オ-チャードグラス「キタミドリ」、フェストロリウムの海外導入品種「バーフェスト」より劣りますが、「ハイフローラ」よりも優れます。牧草が残存している割合を示す被度は、利用3年目の秋には「キタミドリ」より劣りますが、「ハイフローラ」よりも優れます。
- 「東北1号」の出穂は「バーフェスト」とほぼ同時期で、出穂期の草丈は「バーフェスト」より高くなります。また、耐湿性が「バーフェスト」よりも明らかに優れ、水田転作作物として広く利用されているイタリアンライグラスと同様に栽培できます。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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23931 (2009年7月22日) |
2009年9月24日 | 22060 (2012年10月23日) |
25年 (満了日:2037年10月23日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||