おむすびなろりんの丘タイトル

技術支援で研究を支える!の巻

訪ねた日: 2024年10月 9日
お天気: 晴れ

こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究所を巡って紹介しています。
96回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。

今回、三重県津市にある「技術支援部 安濃業務科」をリポートするよ♪

技術支援部は、研究に使用する動植物を育てて管理したり、研究現場で調査補助をおこなって、農研機構の研究・開発をサポートしているよ。
こちらの業務科では、中日本農業研究センターと野菜花き研究部門の安濃野菜研究拠点で研究しているいろいろな野菜と麦、ダイズの技術支援をおこなっているのだそう。

なろりん、やって来ました~!

まずは、こちらの温室でトマト栽培の様子を見せてもらったよ。

ワクワク♪

中に入ると、わき芽を取る作業をしていたよ。
わき芽は、主茎から伸びる葉の根元にひょこっと生える新しい芽。
そのままにしておくと、枝がどんどん混んできて、伸ばしたい枝も弱ってしまうのだそう。
わき芽を探して、一つ一つ手作業で取っていくよ。
こうして手を加えてあげることで、主茎がきれいに縦に伸びていって、栄養もトマトの実に集中していくんだって。

わき芽あるかな~?

こちらの枝はよく見ると、ギプスのようなもので補強してあるよ。
放っておくと、実の重さでポキッと折れてしまうのだそう。

折れないようにしっかり支えてあるよ。

こちらは吊り具で吊って、落ちないようにしているのだそう。
4つも実がついているとさすがに重そう!

ずっしり!

水やりなど自動化されている作業もあるけど、こうしたメンテナンスは、人による作業が多いのだそう。
手作業は大変だけど、こうしてスクスク育っているのを見ると嬉しくなるね♪

赤いトマト、みっけ♪

次は場所を移動して、農業用の機械を見せてもらったよ。

かっこいい!

この乗用管理機は、後ろにいろんな種類の装置を付けて、土を起こしたり、畝立てをしたり、肥料をまいたり、いろんな作業に対応できるんだって。一台で何役もこなせてかっこいい♪

車体の大きさに対してタイヤが細いのは、畑の細い畝を走るからなのだそう。
野菜を踏まないように操縦するのは難しそう~!

野菜と野菜の間を走るんだって!
なろりんも、いざ搭乗!

かっこいい乗用管理機を案内してくれた科員のかたと一緒に。

乗せてくれてありがとうございました♪

最後に、近くのほ場を案内してもらったよ。

どんな野菜があるかな~?
手前に見えるのは小松菜たち♪

向こうの畑には、一面に農業用マルチシートが敷いてあるよ。
これからネギやニンニク、ニラなどを植える予定なのだそう。

一面、真っ黒。

よく見るとシートには小さな穴が沢山空いているよ。
手作業で開けていて、ここにタネ(例えばニンニクなら1片)を植えるんだって。

小さな穴がたくさん!

この他にも、大根、キャベツ、ブロッコリーを植えていて、これから冬に向けてどんどん大きくなっていくんだって。
いつかこのほ場から、野菜の新しい品種が生まれるかもしれないね。楽しみ!

安濃野菜研究拠点は作物や研究内容によって11の担当に分かれていて、安濃業務科の職員がそれぞれ1名ずつ付いて対応しているんだって。
1人では作業が難しい時は、科内で協力して何人かで手伝うのだそう。
担当は2~3年ごとに変わるので、いろんな経験を積むことで幅広い知識が身に付くし、次の担当者に業務を教えることで良いサイクルができているんだって。

高い専門技術や農作業に関する深い知識を持った業務科のみなさんは、まさに農研機構の縁の下の力持ち!
チームワークもばっちりで、とっても頼もしく感じたなろりんなのでした。

案内してくれた業務科長さんと。

ありがとうございました♪

次はどこの研究所へいこうかな。