
なろりん、海底だった農場へ行く!の巻
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こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究所を巡って紹介しています。
95回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。
今回は、岡山県笠岡市にある「種苗管理センター西日本農場」を訪ねたよ。
種苗管理センターは、新品種登録のための栽培試験、流通している野菜・花などの種や苗に関するさまざまな検査、種苗の生産・配布、植物遺伝資源の保存などを行っていて、北海道から沖縄まで、全国各地に11の農場・分場があるよ。
前には、茨城県つくば市にある種苗管理センターの本所や長崎県雲仙市にある種苗管理センター雲仙農場も訪れたことがあるよ! (なろりんブログ37と68も見てみてね)

西日本農場があるこの場所は、もともと海の底だったそう!
海だった場所を干し上げて作られた干拓地で、ここは海抜マイナス1メートル。
その証拠に、地面のあちこちで貝殻を発見!

こちらのほ場では、植物遺伝資源保存のため、かきを栽培しているよ。
新品種育成の素材として欠かせない遺伝資源を保存するのも、種苗管理センターの重要な業務の一つ。
西日本農場では、野菜、花き、果樹、特用作物の7種類1,455品種の保存を行っているそう。

次に栽培試験をしている温室へ。
品種登録に出願された植物を実際に栽培して、申請どおりの特性かどうか、既存の品種と形や大きさ、色などで区別できるかを調べるのだそう。
西日本農場は栽培試験の中核農場として、種苗管理センター全体で実施している栽培試験の5割近くを担当しているんだって。
その中でも、キクやバラ、カーネーションなどの花が多いのだそう。
こちらはバラの栽培試験中。
花びらの形や大きさなどの特性を調査していたよ。

こちらの温室では、たくさんのニチニチソウがすくすく育っていたよ。

雨よけハウスでは、バラの栽培試験中。

種苗管理センターの11の農場の中で唯一の干拓地。色とりどりの花たちが沢山咲いているのが印象的な西日本農場でした。
最後に、案内してくださった西日本農場の場長さんと一緒に。

次はどこの研究所へいこうかな。
「種苗管理センター 西日本農場」の詳細は、ホームページを見てね。