いろんな種がいっぱいダネ!の巻
お天気: くもり時々雨
こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究センターや研究部門を巡って紹介しています。
37回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。
今回訪れたのは、茨城県つくば市にある「種苗管理センター」です。
今年4月、統合により同じ農研機構になりました。
こちらでは、野菜や花などの種や苗に関するさまざまな試験や検査を行っています。
北海道から沖縄まで、全国各地に11の農場があるんだって!
まず最初に案内してもらったのは、いろんな種類のタネが保管されている建物。
保管されているタネは、国(農林水産省)からの指示や、民間の種苗業者から依頼されて、品質検査をしたものなんだって。
建物内に入る扉の前には指認証のカギが!とっても厳重です。
なろりんも指にんしょ~~♪
タネを保管しているお部屋に入ると、全国から送られてきたタネがいっぱい!
いつも同じ温度と湿度に保たれたこの部屋で、3年間保管されるんだって。
種がいっぱいダネ!!
それからおとなりの「発芽検査庫」へ。
ここのお部屋では、タネから元気な芽がきちんと出るかを検査しているんだって。
年間の検査数は、国からの指示では3000点、民間の種苗業者からの依頼は800件以上あるのだそう。
LEDの照明を使用した発芽検査室は、とっても珍しいんだって~!
明るいっ!
ただいまタマネギの発芽検査中。
なろりんもお手伝いしたよ!
発芽検査のやり方は、種の種類によってさまざま。
こちらはカボチャ。砂に種をまいて検査中。
かぼちゃのたねをまきました~♪
次に案内されたお部屋にはきれいな「押し花」がいっぱい!
きれいダネ!
押し花を作っているのには、理由があるんだって。
たとえば、品種登録されている品種をだれかが増やして、勝手に販売されたら困っちゃうよね。
そんな時のためにも、「オリジナル」の品種のDNAや標本(押し花)を保管しているんだって。本物である証拠をきちんと残しておくんだね!
種苗管理センターには、そんな困ったことが起こったとき、相談にのって支援する「品種保護Gメン」という人たちがいるんだって!かっこいい~!!
それからちょうど雨もあがったので、畑へ。
こちらでは、栽培試験をしていたよ。
実際に栽培して、申請どおりの特性かどうか、既存の品種と形や大きさ、色などで区別できるかを調べるんだって。
トマトの大きさを調査!
この日は、いろんな国の方が勉強しにきていたよ。
なろりんも参加してみた
最後に今回案内してくれたみなさんと。
ありがとうございました♪
今回案内してくれたお姉さんのような女性の職員さんも増えているんだって。
農研機構では、新しい品種の登録のお手伝いや、種がきちんと流通するためのお仕事もしているんだね。
いつか、ジャガイモやサトウキビを育てている農場にも行ってみたいと思ったなろりんでした。
次はどこの研究センターへいこうかな。
●「種苗管理センター」の詳細は、ホームページを見てね。