じ~んと感動!ジーンバンクの巻
お天気: 晴れ
こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究センターを巡って紹介しています。
45回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。
今回訪れたのは、茨城県つくば市にある「遺伝資源センター」です。
今年4月、統合により同じ農研機構になりました。
遺伝資源センターでは、遺伝資源を国内外から集めて、増やして保存して、教育や研究用に配布をしています。
遺伝資源は、新しい農作物や医薬品を作り出す素材になったり、環境保護に利用されたりしている、とっても重要なものなんだって!
一度失ってしまったらもう同じものを手に入れるのができないのだそう。
だから地震や火災などの万が一に備えて、2カ所に分けて二重保存をしているんだって。
まずはじめに、種子を保存している「ジーンバンク1」に案内してもらったよ!
中に入るとガラス貼りのお部屋があって、そこにはものすごい数の種子が保存されていたよ。
すご~~い!!
ず~っと奥まで続くこの空間、ぜ~んぶ植物の種子!!
今、このお部屋には、14万5千点以上の種子が保存されているんだって。
こちらの種子は配布用で、最大40万点の種子を保存することができるのだそう。すごいな!
「自動種子取り出し装置」を使って、種子をおとなりの部屋まで運んでくるよ。
このローラーの上を、種子が入ったビンが流れてくるんだって!
流れてこないかなぁ~!
種子庫に入らなくても希望する種子を取り出せるので、庫内の温度や湿度をいつも一定に保つことができるのだそう。
みんなで、種子を長期間保存する施設「ジーンバンク3」の前でパチリ♪
こちらの建物は2015年に建てられたばかり。40万点も保存することができるんだって!
センター長を囲んで♪
次はおとなりの「ジーンバンク2」へ。
こちらの建物では、動物の生殖細胞や微生物などの遺伝資源を保存しているんだって。
この装置を使って、液体窒素で凍結保存してるところだよ。
気をつけないとなろりんも凍っちゃう~!
冷凍おむすびに変身?!
それからおもしろい装置を紹介してもらったよ!
冷凍庫から遺伝資源が入った容器を取り出す作業は、女性にはちょっと重くて大変!
一日何度も取り出すから、腰痛に悩む人も多いんだって。
そこで、そんなお悩みを解消するために作ったのがこのマシーン!なんとオーダーメイド!
取り出したい箱の取っ手にフックを取り付けたら、スイッチオン!うぃ~んと引き上げてくれるよ。力要らずで、女性に優しいマシーンだね♪
なろりんも試してみた♪
次のお部屋では、細菌を増やしている最中。
配布すると保存している数が減るので、その分を増やしているんだって。
なろりんも増やしてもらえるかな?
遺伝資源センターでは、単に「集めて配る」だけではなく、遺伝資源の品質を定期的にチェックしているんだって!
保存してある種子が発芽するかどうか、ウイルスや細菌、カビが大事な性質を保ったまま、増殖するか、など。
貴重な遺伝資源を、きちんと品質を保って次の世代に引き継いでいくこと。
それって何十年先に残す宝物を守るとてもスケールが大きな、大切なお仕事だなと、感動したなろりんなのでした。
今回説明してくれた研究員さんたちと。
ありがとうございました♪
次はどこの研究センターへいこうかな。
●「遺伝資源センター」の詳細は、ホームページを見てね