なろりん、突然変異しちゃう!?の巻
お天気: くもり
こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究センターを巡って紹介しています。
54回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。
今回訪れたのは、茨城県常陸大宮市にある「次世代作物開発研究センター 放射線育種場」です。
ひと山越えて、やってきました♪
こちらでは、ガンマ線という放射線を植物や作物にあてて突然変異を起こして、品種改良をする研究をしているよ。
これまでにも、病気に強いくだものや、今までになかった色に咲く新品種の花、たくさん収穫できるお米などの品種改良がおこなわれてきたんだって!
なろりんが訪問した時は、みんなで田植えのまっ最中。
突然変異がおきたイネからいい性質のものを選ぶために、小さく区切られた田んぼに、苗を植えていたよ。
数列ずつ違う系統の苗を、3本ずつ数えて、ていねいに手植えしているんだって。
お疲れ様です!
まっすぐ同じ間隔に手植えできるように、この大きなクシみたいな道具を使って田んぼに線をひいているんだって!
場長さんの帽子、ステキだね♪
この沢山刺さっている白いプレートには、それぞれちがうイネの系統名が書いてあるよ。
多い時は7000種類も作っていたんだって!ひょえ~~。
み~んなちがう系統!
やがてこの中から、より良い品種が生まれるかもしれないね!楽しみ♪
そして、いよいよ「ガンマーフィールド」へ!
ここは外で植物に放射線を照射する世界で一つしかない施設なんだって。
なろりんのいる男女共同参画推進室で作った「NAROかるた」の札にもなっているよ!
「類のないガンマーフィールド世界最大~♪」
入る前に見せてもらったのはポケット線量計。
万が一の事故のときにわかるように、これで放射線を測って確認できるよ!
管理区域の中に入るときは、必ず着けるんだって。
これでバッチリ!
それでは、ガンマーフィールドの中に入りま~す。
なろりんも突然変異しちゃうかも!?ドキドキ!
なんてね!放射線を照射している時は、この中に入ることはできないよ。
厳重に管理されているって教えてもらって、なろりんも安心。
わくわく!
黄色いゲートをくぐると、まあるい形の畑が拡がっていたよ!
広さは東京ドームと同じくらいあるのだそう。
畑の真ん中に放射線を照射するタワーが見えるよ。
ひろ~い!
ぐるっと見渡すと、リンゴ、ナシやお茶、花などが植えてあったよ。大学との共同研究で植えている植物もあるんだって。
まんなかのタワーのところまでやってきたよ!
この中に放射線の線源が入っていて、フィールド内の植物にゆるく長い期間照射できるんだって。
放射していないときには、線源は鉛の箱におさまっていて、放射線が漏れないようになっているのだそう。
ドキドキ~!
高さ5メートルより下の範囲にガンマ線を当てていて、その先にまで放射線が行かないように、畑は高い土手に囲まれていたよ。
これは、ここから生まれたナシ品種、「ゴールド二十世紀」の原木だよ!
黒斑病に強いナシが見つかったんだって。枝には「発見樹」のプレートがついていたよ。
場長さんと♪
それから今度は、「ガンマールーム」へ。
こちらは室内で放射線を照射するんだって。
線源の下に植物の種や球根などを置いて近い距離で当てるよ。
この装置で放射線をあてるよ♪
見学が終わった後に、ポケット線量計を確認。
安全だったことがわかったよ!
数値は、ゼロのままでした
さいごに今回案内してくれたみなさんと一緒に。
ありがとうございました♪
おまけ
みてみて~!ノアサガオだよ。
向かって左側が従来種で、右側のさわやかなライトブルーのノアサガオがこちらで生まれた新品種なんだって!今回案内してくれた女性研究者さんが携わったのだそう。
キレイだね!
今年の夏は、ライトブルーのノアサガオを育ててみたいと思ったなろりんなのでした。
次はどこの研究センターへいこうかな。
●「次世代作物開発研究センター」の詳細は、ホームページを見てね。