なろりん、畜産研究の現場に潜入!の巻(後編)
お天気: 快晴
こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究センターを巡って紹介しています。
66回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。
今回は、茨城県つくば市にある「畜産研究部門」を訪ねたよ。
こちらでは畜産に関する研究を一体的、総合的におこなっています。
後編は、つくば技術支援センター家畜業務第1科をレポートします。
飼料作物を作ったり牛さんなどのお世話をしたりと、幅広い業務を担当しているお部屋だよ。
最初に、飼料作物を作っている場所を案内してくれたよ。
飼料作物っていうのは、牛さんなどの家畜のエサになる作物のこと。
ミツバチ研究用蜜源のキレイな菜の花畑もあって、ミツバチがブンブン飛んでいたよ!
菜の花畑でパチリ♪
菜の花の隣には、牧草地がひろがっていたよ。
区切られた畑で、草種・品種を分けたりブレンドしたりして牧草を作っているんだって。
他の畑では飼料用トウモロコシも栽培していて、ローテーションで作る作物を変えているのだそう。
ひろ~い!
ここで栽培した飼料作物は、ここにいる牛さんやヤギさんのエサや敷き草にしたり、家畜のフンと混ぜて堆肥にしたり無駄なく使っているんだって。
そのエサを食べた牛がフンをして、そのフンを使って堆肥を作る。それを畑にまいて、飼料作物を育てて、それを牛さんたちが食べる...という感じに、畜産研究部門の中でぐるっと一周してるよ!
それらの業務はすべて、家畜業務第1科のお仕事なのだそう。
ということでお次は、飼料作物を管理しているところへ。
とっても大きいトラクターが並んでいたよ!
カッコイイ~!
なろりんも運転したいな~
...ハンドルに届かない...
ガレージには、トラクターの後ろに取り付けて使うさまざまな機械が並んでいたよ。
畑を耕す機械、作物を刈り取る機械、刈り取った作物をバームクーヘンのように丸める機械、さらにそれをラッピングする機械。
どれもこれもすっごく大きい!!
ありがとうございました♪
次はヤギさんに会いに行ったよ!
在来種のヤギさんたちは、白くてキレイ。
顔を出してごあいさつ。
こんにちは~♪
次は、なろりんと柄が一緒のホルスタイン。
なろりんの一番近くにいる牛さんは、首にピンクのチェーンをかけていて、これは妊娠している印なんだって。
あんまり近づくと食べられちゃう?!
なろりんは飼料用米じゃないよ~
それから次は牛さんの「産婦人科」へ。
出産を控えている牛さんは分娩日の2ヶ月前にこちらにやって来て、のんびり過ごして環境に慣れてもらうんだって。
2週間後に出産予定の牛さんがいたよ。
元気な赤ちゃんを産んでね♪
その奥には、牛さんの「保育園」。
これは仔牛にあげるミルクだよ。
粉ミルクに炭の粉末とお湯を混ぜて完成!
炭の粉末は余計な菌を吸着して排出してくれるんだって。
粉ミルク(白)+炭粉末(黒)+お湯でまっくろになっちゃった!
乳首のついたバケツであげると、すごいスピードでミルクがなくなっていくよ。
お腹が空いているんだね!
おいしい~?
仔牛は、ここで10ヶ月くらい過ごすんだって。
めずらしい白茶の子もいたよ。ここのアイドルなんだって♪
カワイイ!
牛さんは一頭一頭、柄の大きさや形が違っていたよ。
それから「鼻紋(びもん)」っていって、鼻のシワの模様もみんな違うんだって!
人間でいう「指紋」と一緒だね。
こちらは、搾乳室。牛さんのお乳を搾るお部屋だよ。
毎日2回、30頭前後の牛さんたちが決まった時間に搾乳しているんだって。
牛さんのお乳に搾乳器を取り付けるなど作業しやすい高さになるように、床が高くなっていたよ。
とても清潔な空間♪
最後に出迎えてくれたのは、体細胞クローン牛では世界でもっとも長生きしている雄牛の「第2隼人号」。
ゆったり落ち着いて過ごしている姿はすごい貫禄~!
ちょっと離れた所から見学
そろそろお部屋に戻る時間になり、手綱を持つと、自分でお部屋に向かって歩き出したよ。
またね~♪
牛さんは、においで自分の居場所が分かるんだって。
たとえ60個ベッドがあっても、みんなそれぞれ間違わないで自分のベッドに行けるんだって!
なろりんだったら間違えちゃいそう~!
最後に、今回案内してくれた仁礼さんと。
ありがとうございました♪
家畜業務第1科の業務はとっても幅広くて、お仕事する場所も畑や牛舎などそれぞれ離れているけれど、みなさんのつながりはとても近くて強く、日頃から連携を取ってお仕事しているんだなぁ~って感じたなろりんなのでした。
おまけ:なろりんも牛さんになってみた♪(仁礼さんの手作りだって!)
モ~~♪
次はどこの研究センターへいこうかな。
●「畜産研究部門」の詳細は、ホームページを見てね。