
ヒミツは土の中!の巻
お天気: 晴れ
こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究所を巡って紹介しています。
25回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。
今回訪れたのは、茨城県つくば市にある「農村工学研究所」です。
こちらでは、農村の水と土と人々に関係するさまざまな研究を行っています。
今回は、土の中の熱を利用した温室について研究をしている女性研究者さんを訪ねたよ。
さっそく研究中の温室に案内してもらいました。

小さくてかわいい温室♪
今日はおひさまサンサンいい天気!きっと温室の中はとっても暑いんだろうな~。
そう思いながら、温室の中へ…。

あれ?あんまり暑くないよ!?
外よりちょっぴり暑いくらい。どうして?

なにやら発見!
風が出ている銀色の箱を発見したよ! すずし~い♪
すずしい風のヒミツは土の中にあるんだって。
温室の横の土の中深くにパイプが埋まっていて、その中を水が流れているのだそう。
この銀色の箱とつながっているらしいんだけど、一体どういうこと??

あの土の中にヒミツが…!
深い土の中は、一年中温度がほとんど変わらないんだって!
だから地上より夏はすずしくて冬はあたたかい。
今の季節は、土の中のパイプで冷やされた水がこの箱まで戻ってきて、このすずしい風を作っているんだって。

このパイプの中に水が流れているよ!
冬は逆に土の中でパイプの水をあっためて、あたたかい風を作ることができるんだって。
自然の力を利用した温室なんだね。すごいなぁ!
この温室のとなりには、半地下のビニールハウスがあったよ。
地上に建てるよりも夏は涼しく冬は暖かいんだって!

いろんな工夫があるんだね♪
最後に、今回案内してくれた和やかな笑顔がステキな研究者さんと。

はいチーズ!
今度は寒~い冬にこの温室を訪れて、土の中であっためられた風を感じてみたいなぁ!と思ったなろりんなのでした。
次はどこの研究所へいこうかな。
●「農村工学研究所」の詳細は、ホームページを見てね。
●今回紹介した、温室冷房でのヒートポンプの資料(英文)はこちら。