おむすびなろりんの丘タイトル

山あいの棚田は工夫がいっぱい!の巻

訪ねた日: 2016年8月31日
お天気: くもり

こんにちは なろりんです♪

気の向くままに全国にある農研機構の研究センターを巡って紹介しています。

41回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。

 

今回訪れたのは、広島県福山市にある「西日本農業研究センター」。なろリポ2回目の登場です♪

さっそく農研機構が開発した技術を農家さんの田んぼで試しているところを見せてもらったよ。

 

棚田♪(転換畑)

 

まわりには山もいっぱい。坂道に棚田がひろがっていて、なろりんころがりそう~!

このあたりの棚田の一部は、今、畑として使用中(転換畑っていうんだって)。

 

こちらの田んぼには、あるヒミツが…

土の中に、FOEAS(フォアス)という装置が埋め込まれているんだって!

この土の中に装置が…!

 

フォアスのおかげで畑として使っても、土の中の水の量をちょうどよく保つことができるんだって!

梅雨明けしてからタネをまいても、大豆「あきまろ」が元気に育っているんだね!

 

こちらは、チゼルプラウという農業機械で耕して、水はけを良くした田んぼだよ。

大豆「サチユタカ」が元気に育っていたよ。

すくすく育ってる♪

 

それから今度は、畑や田んぼのふち(あぜ)にシバを植える技術について教えてもらったよ。

あぜにシバを植えると、草刈りがラクなんだって。

 

でも、このあたりは、急な傾斜のあぜが多くて、シバを植えるのが難しいのだそう。

そこで開発されたのがこの工法!木綿のネット2枚の間にシバの苗をほぐして挟んだシートをつくって、それを傾斜を利用してころころ転がして敷くんだって。

ふむふむ。

 

じゃーん! こちらは敷いてから2年後のあぜ。シバがキレイに生えてきているね。

雑草が少ないね♪

 

それからこっちは、ソーラーエネルギーで水を高いところにくみ上げてから、パイプを通してぽたぽた水やりをする装置だよ。

傾斜地にある畑や果樹園だと、水源が下にある場合もあって、水を上の畑までくみ上げて水まきするには大きな電力が必要なんだって。

そこで、ソーラーエネルギーを利用したり、パイプを工夫して、低コストで済む方法を開発したんだって。

山あいの畑では、水を管理する技術がとっても大切なんだね。

 

水やり中の畑を見学したよ。

もしゃもしゃと葉っぱが茂ったこの植物は…

??

 

アスパラガス!!

 

それから今度は西日本農業研究センターへ移動して、牛さんなどのエサになる飼料用イネ「たちすずか」を見せてもらったよ。のっぽさんなイネです。

米粒が少ししか実らないから、のっぽさんでも倒れないんだって!

たか~~い!

 

これは飼料用イネを刈り取って、細かく細断する収穫機。かっこいい!

1.6トンも積むことができるんだって。

今年の6月から販売開始されているそう。

なろりんも乗りたい~!

 

今回説明してくれた研究員さんたちと。

ありがとうございました♪

 

開発した技術がどんどん使われてみんなが助かるといいな、と思ったなろりんなのでした。

 

おまけ:帰ってきてから、お土産に買った米粉パンを食べたよ!

もぐもぐ。

 

次はどこの研究センターへいこうかな。

 

●「西日本農業研究センター」の詳細は、ホームページを見てね。