なろりん、新しい飼料イネのひみつを知る!の巻
お天気: 晴れ
こんにちは なろりんです♪
気の向くままに全国にある農研機構の研究センターや研究部門を巡って紹介しています。
57回目のなろりんリポート、略して「なろリポ」です。
今回訪れたのは、広島県福山市にある「西日本農業研究センター」!3回目の訪問です♪
じりじりと暑い日差しの下、みどり色の田んぼや畑が広がっていたよ!
広いほ場だね♪
じゃーん!これは西日本農研の成果物!
麦茶の前の白いお皿は、ここで育種したお米の「恋の予感」♪
気温が高い年でもおいしいお米ができるそう。
真ん中のお皿は「恋の予感」と大麦の「キラリモチ」を混ぜて炊いたもの♪
「キラリモチ」はお米とたくとモチモチしておいしいし、時間がたっても真っ白。
なろりんと同じだね!
「恋の予感」でつくったあま酒もあるよ!
さて、とつぜんですが、なろりんはどこにいるでしょう~?
わかる~?
はい!正解は試験用のお釜のなかでした!
なんだかおちつく♪
この大きなお釜でビーカーに入れたお米を一度に何種類も炊いて、味や香りをくらべるのだそう。
食味試験っていうんだって!なろりんもしたいなぁ~
なろりんも一緒に炊かれちゃう!?
そうそう!今回はイネの育種の研究室におじゃましました。
イネはお米を収獲するためのもののほかに、牛さんのエサになる飼料イネもあるのだそう。
今日は水稲育種グループ主任研究員の中込さんに飼料イネについて教えてもらいました!
飼料イネは、大きく育ったイネぜんぶを細かく細断して、発酵させてから、牛さんにあげるから、収獲が大変なんだって。
種をとりたいときは、遅く植えて小さめに育てるんだって♪
のっぽなイネだね!
飼料イネの収獲は、刈り取りと細断を一度にできるこの機械がべんり♪
まえから乗ってみたかったんだ!
ついに乗らせてもらったよ~!
西日本でたくさん育てられている飼料イネが、ここで育種された「たちすずか」!
牛さんは籾(もみ)を消化するのがニガテだから、籾の数が少なくて、葉っぱや茎の割合が多い「たちすずか」はとても良い飼料イネなんだって♪
けれど縞葉枯病という病気には弱くて、病気が発生している地域では育てられないのだそう。
そういう所でも育てられる飼料イネをつくる研究が進められていたよ。
なろりんも育種のことを教えてもらったよ♪
ふむふむ。
自分で育てた品種が世の中に出ると、とってもうれしいんだって!
ひと株ずつ植えて、特長を調べるよ♪
これはイネのお花!
白いのはおしべ。花びらは無いんだって!
なろりん、初めて見たよ。
花は朝に咲くんだって。行ったのはお昼過ぎだったから、ほとんど閉じちゃってたよ。残念。
とっても小さいね!
こうして「たちすずか」をもとに育種したのが「つきすずか」!
「たちすずか」の良いところを残して、縞葉枯病にならないすごい品種なんだって♪
なろりん、今回も一句、よんじゃうよ!
耐病性 つきで安心 「つきすずか」~♪
いろいろな地域で「つきすずか」が、育てられるようになるといいね!
見て見て!!
圃場からの帰り道、すてきな田んぼアートを発見!
「NARO」!
最後に、センターの皆さんと。
ありがとうございました♪
次はどこの研究センターへいこうかな。
●「西日本農業研究センター」の詳細は、ホームページを見てね。