イベント・セミナー

一般 専門家 生産者 青少年

農研機構サイエンスカフェ 第43回 植物だって一人じゃない - 植物の養分吸収を助けるカビの話 -

情報公開日:2025年10月 6日 (月曜日)

サイエンスカフェとは?

研究者と市民の皆さんが、身近な場所で、科学の楽しさについて気軽に語り合う場を作る試みです。農研機構の研究者が、農業研究の最先端から身近な話題までわかりやすくお話します。気軽にご参加いただき、日頃の疑問を専門家に聞いてみて下さい。

参加費無料・事前申込が必要です。

第43回 植物だって一人じゃない - 植物の養分吸収を助けるカビの話 -

日時:2025年11月15日(土曜日)10時00分~11時30分(受付開始時間 9時30分)

場所:つくば市役所 コミュニティ棟1階 会議室1
(茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1)
地図(外部リンク:つくば市役所アクセスwebページ)

講師:大友(農研機構 農業環境研究部門 土壌環境管理研究領域 土壌資源・管理グループ 上級研究員)

陸上に植物が進出した遥か太古の昔からずっと、植物たちに寄り添ってその生育を助けてきた土壌微生物・菌根菌の紹介をします。彼らの生き物としての特徴やその多様な働き・農業での活用方法などの話を通して自然界の生物の「共生」について、皆さんと一緒に考えられたらと思います。畑の土から分離した菌根菌の胞子を顕微鏡で観察するコーナーも設置します。

土壌からはさまざまな色・形・大きさのAM菌の胞子を取り出すことができます。写真右下の白い棒の長さは0.5mmです
ダイズの根に感染したAM菌を色素で青く染めてから顕微鏡で観察しました。四角い根の細胞の間や内部にAM菌の菌糸が入り込んでいる様子が見えます。
養分の少ない土壌で植物(写真はバヒアグラスというイネ科の牧草とマメ科の白クローバー)を栽培する場合は、AM菌を接種することで植物の生育が大きく促進されます。

ohtomoryo講師プロフィール

畜産草地研究所(那須)・北海道農業研究センター・中央農業研究センターにて、大腸菌の土壌中での生残性やアーバスキュラー菌根菌(AM菌)の生化学・農業利用に関する研究に従事。2015年よりAM菌遺伝資源の管理を担当。2020年4月より現職。現在はAM菌以外の土壌微生物の農業生態系での動態解析にも挑戦。趣味は尺八演奏・ジョギング・書道。東京大学委嘱教授、法政大学兼任講師。博士(農学)。


お申込み

  • 住所、氏名(ふりがな)、電話番号をご記入のうえ、メールでお申込み下さい。
    電話、FAXでも受付します。(平日9時~17時)。
  • 希望者多数の場合は、先着順とさせていただきます。定員50名
  • 受付に駐車券をお持ちいただければ講演時間分は無料にいたします。
  • 当日、体調がすぐれない場合は参加をご遠慮ください。

農研機構中日本農業研究センター広報チーム
電話:029-838-8421|FAX:029-838-8574
E-mail:koho-carc(at)ml.affrc.go.jp
((at)を@に変えて送付下さい。)

お問い合わせ先

農研機構中日本農業研究センター広報チーム
電話:029-838-8421
E-mail:koho-carc(at)ml.affrc.go.jp
((at)を@に変えて送付下さい。)

つくば市政策イノベーション部科学技術戦略課
電話:029-883-1111

今後のサイエンスカフェについて

農研機構およびつくば市のホームページ等で順次お知らせいたします。

農研機構ホームページ:https://www.naro.go.jp/event/index.html
つくば市ホームページ:https://tsukuba-steam.com/