必需品「何が無くても、これだけは!」

保険

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短期滞在で訪日する外国人には、最低限、母国で海外旅行保険へ加入して入国することをお奨めします。

日本の医療機関で治療を受ける場合、治療費は全額自己負担となります。当然、治療費は高額になり、たとえば、夏に多い熱中症で治療を受けると数十万円、骨折などで入院をすると百万円以上の費用が見込まれます。こうしたけがや病気の補償として、海外旅行保険では治療費だけでなく、薬代の補償も受けることができ、多くの保険ではキャッシュレス決済が可能になっています。外国人を受け入れられる医療機関の紹介や通訳サービスなどを提供している保険もあります。

90日以上の長期滞在する外国人の場合は、国民健康保険への加入が義務付けられます(「国民健康保険加入は義務」参照)。こうした外国人については特に、一般の日本人と同じく住居を構えて生活することから、けがや病気の保障だけでなく、災害や事故への備え、個人賠償責任等の保険も大切です。特に、自転車通勤や自動車を利用される場合には、個人の安全だけにかかわらず、勤務先・受入れ先の条件として、自転車保険や自動車保険への加入は欠かせないものです。

なお、母国で保険に加入し忘れた方や、母国での補償額が低額の場合には、入国後、日本の保険会社で海外旅行保険に加入することも可能です。日本に滞在する外国人研究者等および家族の生活支援を専門とする科学技術国際交流センター(JISTEC)では、日本の大手保険会社と提携して「外国人研究者等総合保険制度」を提供しています。ご参考までに。

外国人研究者等総合保険制度 【外部リンク:科学技術国際交流センター(JISTEC)】

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