

クリムソンクローバ

英名 | Crimson Clover |
---|---|
学名 | Trifolium incarnatum |
和名 | ベニバナツメクサ |
原産 | ヨーロッパ南部 |
科属 | マメ科シャジクソウ属 |
開花期 | 5月中旬(茨城県つくば市) |
草高 | 50~60cm(開花期頃:地点情報なし) |
乾物重 | 準備中 |
炭素含量 | 準備中 |
窒素含量 | 準備中 |
C/N比 | 準備中 |
特徴
マメ科の1年草。クローバ類の中では中型で立ち性。刈り取りによる再生はしない。深紅の円錐形の美しい花を咲かせ、開花期にはミツバチなどの飛来も多く観察される。開花後は自然に枯死する。春播きして夏期に植生を維持することでダイズシストセンチュウの対抗植物としても利用できる。
栽培法(関東平坦地)
播種適期は10月上旬~下旬。11月以降の播種では発芽、初期生育が緩慢となり、春期の被覆力が劣る。播種後は浅く覆土しローラーで鎮圧する。覆土が困難な場合でも鎮圧を行うことで発芽が良好となる。開花期は5月上旬~下旬で,開花終期頃に土壌にすき込む。すき込み後3週間程度あけて、次作の作物を栽培するのが望ましい。
播種量
2~4 kg/10a
留意点
- ① 排水性の悪い(滞水する)圃場では発芽や生育が劣るので利用しない。
- ② 無施肥でも生育するが、やせ地などでは窒素成分で2 kg/10a程度を元肥で施用した方がよい。
- ③ 初期生育が緩慢なため、雑草が多く発生する圃場では十分な被覆が得られない場合がある。特にダイズシストセンチュウ防除を目的に春播きした場合には、十分な植生がないとセンチュウ密度低減効果が低下する。
文献、資料
・奈良部「クローバ類の栽培および牛ふん施用によるダイズシストセンチュウ密度低減効果」(2003)
・北海道緑肥作物等栽培利用指針改訂版(2004)
種子取扱業者
雪印種苗:くれない
カネコ種苗:シストル
タキイ種苗:ディクシー
栽培体系

