レンゲ
英名 genge, chinese milk vetch
学名 Astragalus sinicus
和名 ゲンゲ
原産 中国
科属 マメ科ゲンゲ属
開花期 4月~5月
草高 準備中
乾物重 準備中
炭素含量 準備中
窒素含量 準備中
C/N比 準備中

特徴

マメ科の1年草。1960年代までは西南暖地の水田裏作を中心に20万ha以上の栽培面積があった。その後、化学肥料の普及、水稲栽培の早進化、害虫(アルファルファタコゾウムシ)の出現などにより栽培面積は激減したが、現在も水田の緑肥作物として1万ha程度で栽培されている。

栽培法(東北、関東以西の平坦地)

播種適期は9月~10月、水稲の立毛中または刈取後に散播する。土壌表面を浅く耕うんして散播後、鎮圧すると発芽が安定する。開花期頃にロータリなどですき込む(モアなどで細断後にすき込んでもよい)。すき込み後は3週間程度あけて,次作の作物を栽培する。

播種量

3~4 kg/10a

留意点

排水不良田では発芽や生育が劣る。早播きはアルファルファタコゾウムシの被害を受けやすい。

文献、資料

・浅井ら「緑肥レンゲ(Astragalus sinicus L.)を17年間連用した水稲収量とその変動要因」(2013)はこちら
・南雲ら「成熟期レンゲの窒素無機化特性およびその鋤きこみが湿田での水稲の窒素吸収と収量に及ぼす影響」(2014)はこちら
・高木ら「レンゲ害虫アルフアルファタコゾウムシの生態と防除」(2016)はこちら

種子取扱業者

雪印種苗:レンゲ
カネコ種苗:レンゲ
タキイ種苗:れんげ

栽培体系

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