特徴

イネ科の1年草。乾物生産性に優れ、耐干性、再生力が高い。品種が豊富で線虫対抗作物としてやドリフトガード作物としても利用される。最近の品種は草丈1～1.5 mの短桿品種が多くなってきている。生育が早く生産量が高いため、有機物施用効果も高い。夏の暑さや干ばつには強いが、雨が多いと病害を受けやすい。

栽培法(関東平坦地)

播種適期は5月～8月。草丈1.5 m～2 mですき込む。

播種量

緑肥用は4～5 kg/10a。ドリフトガード用は1 kg/10a程度。

留意点

• ① 肥料成分の少ない圃場では、連作障害が発生することがある。連作障害が起きた場合、ソルガム類(ソルガムやスーダングラス)の作付けを1～2年、止め、ギニアグラスなど他のイネ科緑肥などに切り替えるなどの対策が必要。
• ② 短桿種は草丈1.5 m程度で防風、障壁作物として有効。
• ③ 長桿種は草丈が2 mに達しドリフト対策の効果が高い。

文献、資料

・緑肥利用マニュアル -土づくりと減肥を目指して-(2020)はこちら
・北海道緑肥作物等栽培利用指針改訂版(2004)

種子取扱業者

雪印種苗:つちたろう(ジャンボ)、グリーンソルゴー(スーパーダン)
カネコ種苗:元気ソルゴー、スダックス緑肥用、ファインソルゴー、TDNソルゴー、ミニソルゴー
タキイ種苗:ラッキーソルゴーNeo、やわらか矮性ソルゴー、グランデソルゴー、メートルソルゴー
ホクレン(北海道内):さぶろう(九州交3号)

栽培体系