安全検査部では、市販される農業機械を対象とした「安全性検査」、農用トラクター(乗用型)用安全キャブ・フレームを対象とした「OECDテスト」のほか、安全技術の開発、評価試験手法・装置の高度化及び規格化・国際標準化等に取り組んでいます。
「安全性検査」は、農研機構が実施している独自の認証制度で、「安全装備検査」「安全キャブ・フレーム検査」「ロボット・自動化農機検査」の3種類から構成されています。安全性検査については、令和7年度から、検査対象機種の変更等の制度改正を行いました。
今後も強化され続ける国際安全基準との整合性を積極的に図ると同時に、安全性や信頼性を向上させるための技術開発とそれらに対応した評価試験の方法や装置の高度化研究のほか、グローバルな視点で日本の産業競争力の強化に繋げていくための「規格化・国際標準化」を推進していきます。
安全検査部では、こうした業務を担うために安全評価グループを構成し、認証業務や規格化業務に加え、具体的な研究課題を掲げて成果の社会実装を進めていきます。