農業機械研究部門

1.利用のメリット

ほうれんそう等の収穫・収容作業を歩きながら行え、能率的。

2.開発機の概要

• 畝をまたいだ自走式1条用収穫機(バッテリー使用、電動機300W、1回の充電で3時間作業)。
• 1畝6条植えでも刈取り搬送部を横方向に移動しながら往復作業で1条ずつ収穫。
• 収穫したほうれんそうの損傷割合は手作業と同程度。作業能率(ほ場作業量)は、0.5～1.0a/時で、手収穫の約2倍。

3.活用上の留意点

• 畝幅90～120cm、条間15cm以上、株間15cm以下に対応。
• 畝間に車輪の走行路(20cm以上)確保が必要。
• 隣接条間の葉の重なりが少なくなるような品種の選定と栽培に工夫が必要。
• ほうれんそう以外の軟弱野菜に適応させるために若干の改善が必要。

• (試験場所:埼玉県園芸試験場、千葉県農業試験場、岐阜県高冷地農業試験場、大阪府立農林技術センター)

4.共同研究実施会社

セイレイ工業株式会社、小橋工業株式会社

非結球性葉菜収穫機

収穫作業(ハウス)

5.主要諸元・構造