農業機械研究部門

1.利用のメリット

野菜収穫残さを容易に収集搬出でき能率的。土壌伝染性病害の菌密度を低下させ、連作障害防止効果が期待でき、後作の播種や移植等の作業も容易。

2.開発機の概要

• トラクターけん引式作業機。作業幅120cm。
• 収穫残さを、根から掘取り、土篩いし、残さのみを収容して運搬。バケットは高さ2.4mまでリフトでき、トラックの荷台に荷降し可能。
• バケット容量1.1m3(2t/10aの残さ量で、100m連続作業が可能)。
• 作業能率(ほ場作業量)は、6～13a/時。収穫残さの90～95%を収集可能。

• (試験場所:長野県営農技術センター、茨城県農業総合センター農業研究所、埼玉県園芸試験場鶴ヶ島洪積畑支場)

3.活用上の留意点

• キャベツ、はくさい、ブロッコリを対象。
• 適用トラクターは50PS級以上。
• 収集した残さは、堆肥化(無菌化)等の後処理をしてほ場に還元。

4.委託研究実施会社

フジイコーポレーション株式会社、松山株式会社

トラックへの荷降し

5.主要諸元・構造