野菜くずなどは堆肥にして再利用を
- 野菜くず、野菜残さの堆肥化実現
- 袋詰めまで全自動で省力的
- 脱臭装置で快適環境
農業機械研究部門
緊プロ開発機のご紹介
農業副産物コンポスト化装置
(1994年発表)
バッチ式コンポスト装置
1.利用のメリット
腐敗しやすい野菜くず等を省力的に堆肥化可能。
2.開発機の概要
- 破砕・乾燥、発酵、脱臭、袋詰めの各装置で構成。
- 野菜くず等を1日50kg堆肥化処理が可能。
- 野菜くず等の破砕・乾燥装置への投入から袋詰めまで作業は全自動。
- ロックウール脱臭装置で悪臭防止。
- (試験場所:三重県農業技術センター)
3.活用上の留意点
- 野菜くず、野菜残さを対象。
- 野菜くず等の投入材料の水分を極力低く。
- 始運転時に投入するおが屑は、乾燥したものが必要。
4.委託研究実施会社
連続式コンポスト化装置
5.主要諸元・構造
| 1.前処理装置 | |||
|---|---|---|---|
| 1)機体の大きさ | 全 長 | 416cm | |
| 全 幅 | 205cm | ||
| 全 高 | 261cm | ||
| 質 量 | 900kg | ||
| 設備電力 | 12.3kW | ||
| 2)処理方法 | ドラム回転とフレールカッタによる破砕及び熱風吹きつけによる乾燥 | ||
| 2.コンポスト化装置 | |||
| 1)機体の大きさ | バッチ式 | 有効内容積 | 500L |
| 全 長 | 262cm | ||
| 全 幅 | 125cm | ||
| 全 高 | 163cm | ||
| 質 量 | 1250kg | ||
| 設備電力 | 5.2kW | ||
| 連続式 | 有効内容積 | 1000L | |
| 全 長 | 297cm | ||
| 全 幅 | 115cm | ||
| 全 高 | 148cm | ||
| 質 量 | 900kg | ||
| 設備電力 | 1.8kW | ||
| 2)処理方法 | 2槽式、強制通気型好気性発酵処理、おが屑主体の副資材使用 | ||
| バッチ式 | 発酵槽加温、温風加温、1サイクル約10日間、5日間の交互投入 | ||
| 連続式 | 温風加温、1サイクル約90日間、3日間の交互投入 | ||
| 3)撹拌機構 | 横軸型撹拌式 | 撹拌羽根口径 | 90cm |
| 3.袋詰め装置及び脱臭装置 | |||
| 1)袋詰め装置の大きさ | 全 長 | 91cm | |
| 全 幅 | 108cm | ||
| 全 高 | 114cm | ||
| 質 量 | 58kg | ||
| 2)袋詰め方法 | スクリュコンベア等による搬送及び袋詰め | ||
| 3)脱臭装置の大きさ | 全 長 | 109cm | |
| 全 幅 | 113cm | ||
| 全 高 | 159cm | ||
| 質 量 | 230kg | ||
| 4)脱臭方法 | ロックウール利用による生物学的脱臭法 | ||