農業機械研究部門

緊プロ開発機のご紹介

高精度水稲種子コーティング装置

(1997年発表)

誰でも簡単、自動コーティング

  • むらの少ない直播用籾のコーティング実現
  • 初心者でも熟練者並み
  • 能率2倍

写真
高精度水稲種子コーティング装置

1.利用のメリット

誰でも簡単に作業でき、労働負担も軽減。自動運転で塵埃の多いコーティング機の側での作業が不要。

2.開発機の概要

  • 水稲の浸漬種子(籾)を投入するだけで、自動的にコーティング。付帯作業を含め、一人で連続作業が可能。
  • (1)2倍重・乾籾投入量15kg、(2)2倍重・同10kg、(3)1倍重・同20kg、(4)1倍重・同15kgの4種のコーティングが可能。
  • 作業能率は現行の約2倍(乾籾10kg当たり、2倍重で15分、1倍重で11分)。 (試験場所:生研機構ほか)

3.活用上の留意点

浸漬種子を脱水機に3分程度かけ、作業開始。

4.共同研究実施会社

ヤンマー農機株式会社

自動的に最下位置で停止し
排出口より楽に排出可能自動的に最下位置で停止し 排出口より楽に排出可能

コーティングしながら
陰干しや袋詰めが可能コーティングしながら陰干しや袋詰めが可能

5.主要諸元

1.機体の大きさ全 長 111cm
全 幅 120cm
全 高 161cm
質 量 187kg
2.コーティング資材繰出部ホッパ容量 45L
繰出形式 スクリュ式
3.水噴霧部ノズル形式 単孔ディスクノズル
常用吐出圧力 0.21~0.23MPa
ノズル吐出量 290~300cm3/min
4.コーティング部形 式 傾斜回転ドラム式
ドラム直径 100cm
ドラム深さ 35cm
ドラム回転数 21/25rpm(50/60Hz)
ドラム傾斜角 50/55度(50/60Hz)
乾籾投入量 15、10kg(2倍重時)
20、15kg(1倍重時)
5.制御部形 式 シーケンス制御