九州沖縄農業研究センター

研修・講習

亜熱帯地域でのイチゴの安定生産技術

平成18年度に予定している4件の高度先進技術研修の第1段として、去る5月24日、沖縄県宜野座村を会場として、「沖縄県におけるイチゴ栽培定着に向けた研修会」を実施し、沖縄県の各普及センターから5名の受講者が参加して開催された。研修の概要は以下のとおり。

本研修は、当所イチゴ周年生産研究チーム(久留米)他のトップレベルの講師陣のもと、「基本的栽培技術と病害虫の防除方法」「イチゴ経営の今後の展望」等の内容で、講義を中心とした研修となった。

当該研修は、昨年度に実施した「年間を通したイチゴ栽培技術に関する研修」の締め括りの研修として4月下旬~5月上旬に行う予定であったが、諸事情により研修の開催時期が遅れ、やや時機を逸した感はあったが、研修全体に対する受講者の感想は良好で、沖縄におけるイチゴの安定生産に向けた豊富な講義と実習は、前年同様大変好評を得ることができた。

今回の研修においては、特に、今後沖縄のイチゴ栽培の定着に向けて普及指導員とイチゴ生産者とのさまざまな情報をやりとりするネットワーク作りが必要であることを提案した。

講義風景
講義風景(2006年5月24日)