九州沖縄農業研究センター久留米研究拠点において、8月3日~4日に標記研修を実施し、26府県から31名の研修生が参加しました。研修の概要は以下のとおりです。
本研修は、イチゴを中心とした(1)天敵などの生物資材の特性、(2)IPM体系の内容と重要ポイント、(3)普及にあたっての問題点とノウハウ、(4)カブリダニ類の同定、(5)生物農薬の取扱法等について、講義・実習・現地見学を行いました。
「天敵利用等によるIPM技術」については、研修生の関心が高く、冷房のきかない蒸し暑い部屋で実施した実
習(顕微鏡によるカブリダニ類の同定)は、研修生の要望により時間を延長して行われました。また、2日目に行ったイチゴ農家への現地見学においても、36度を超す炎天下の中、生産者・講師・研修生の活発な意見交換が行われました。
研修終了後のアンケートでは、全体を通しては好評価を受けましたが、各講義の研修時間及び研修実施日数が短かったとの意見が多く、さらに研修実施時期が不適切であったとの意見も見受けられましたので、次年度以降の参考にしたいと考えています。
イチゴ農家圃場の現地見学風景
実習風景(実態顕微鏡によるカブリダニの同定)