九州沖縄農業研究センター

研修・講習

亜熱帯地域での安定的な施設野菜栽培のための環境制御技術

九州沖縄農業研究センターは、夏の余韻が残る沖縄県糸満市において、10月17日に標記研修を実施し、3県から19名の研修生が参加しました。研修の概要は以下のとおりです。

本研修は、沖縄県の全面協力により沖縄県農業研究センターでの開催となり、(1)高温下での野菜の栽培生理、(2)高温下での野菜の栽培技術、(3)台風被害を回避するための耐候性施設、(4)亜熱帯地域での安定的な野菜生産のための環境計測・制御技術と資材利用技術、(5)亜熱帯地域での安定的な施設野菜栽培における課題と展望について、講義・施設見学を行いました。

大半は沖縄県からの研修生でしたが、岡山県及び宮崎県からの参加者もあり、研修前日には情報交換会を開催し、研修への期待もあってか活発な議論が交わされました。

全体を通しては好評価を受けましたが、「最先端の話ではあったが、総論に偏りすぎであり、もう少し具体的な内容が欲しかった。」「沖縄県下のみならず、九州地域での具体的事例も聞きたかった。」等の意見もあり、今後の参考にしたいと考えています。

近郊の生産施設見学風景
近郊の生産施設見学風景