九州沖縄農業研究センター

研修・講習

畜舎及び堆肥化施設から発生する悪臭の軽減対策

九州沖縄農業研究センター(熊本県合志市)において、11月14日~16日に標記研修を実施し、11県から16名の研修生が参加しました。研修の概要は以下のとおりです。

本研修では、畜産の環境問題に対する苦情件数のトップである「悪臭問題」について、堆肥脱臭や畜舎悪臭に関した開発技術を普及指導員に習得させ、現場への適応・組立に結びつけさせるため、各開発技術の原理の解説から設計レベルまでの講義を行い、併せて熊本周辺3ケ所の現地視察を行いました。

「悪臭の軽減対策」については研修生の関心も高く、「研修の日数が短かすぎた」「1講義当たりの時間をもう少し長くしてほしい」との声も多く、研修終了後のアンケートでは、全体を通して好評価を受けました。

※実施した講義及び現地視察は次のとおりです。

「悪臭の発生原理と測定法」「畜舎及び堆肥化施設の悪臭防止対策」「オガコ豚舎方式による悪臭低減対策」「木炭を利用した養豚堆肥舎内の脱臭システム」「堆肥脱臭の原理と実施例豚ぷん堆肥発酵施設での堆肥脱臭の応用技術」「悪臭吸着堆肥の利用技術」

現地視察:堆肥脱臭装置付き堆肥舎(熊本県菊池市)
現地視察:堆肥脱臭装置付き堆肥舎(熊本県菊池市)