九州沖縄農業研究センター

打ち込み式代かき同時土中点播(ショットガン直播)栽培技術

佐賀県上峰町における現地試験「鉄コーティング種子湛水直播栽培」

2009年10月 9日現在

九州水田輪作研究チームは、佐賀県上峰町でショットガン播種機を利用した「水稲鉄コーティング直播栽培」の検討を行っています。水稲鉄コーティング直播栽培とは、籾に鉄粉を被覆する技術で、鉄コーティング種子はカルパー被覆種子に比べて、資材費が安い、雀害に強い、農閑期にコーティング作業ができる、という特徴があります。一方、鉄コーティング種子は土中では出芽率が下がるため、土壌の表面に播種する必要があることから、耐倒伏性が高い直播適性品種「ふくいずみ」を用いて収量の安定化を図っています。

2009年度は昨年と同様6月10日に播種作業を行いました。お天気は生憎の雨で風もかなり吹いていましたが、ショットガン直播は湛水直播のため作業が可能でした。発芽、苗立ちおよびその後の生育は順調です。

播種作業の状況

播種作業の状況(2009年6月10日)

生育状況

生育状況(2009年7月22日)

生育状況

生育状況(2009年10月9日)