農業環境研究部門

有機化学物質グループ

我々の身の回りに存在する1000万種を超えるといわれる有機化学物質は、多様な用途で使用されています。農業においても例外ではなく、様々な有機化学物質が農薬等の農業資材として使用されています。それらの一部は、農作物や土壌に残留するとともに、大気への放出や河川等の水系への流出により、生態系等に悪影響を及ぼすことが懸念されています。有機化学物質グループでは、これらの問題を解決するため、検出法、影響評価法やリスク低減技術等を開発しています。現在行っている主な研究テーマは以下のとおりです。

  • 堆肥等に残留する農薬等有機化学物質の迅速検出法の開発
  • 農薬等有機化学物質の河川モニタリング法の開発
  • 農作物や水生生物に対する農薬等有機化学物質による影響評価法の開発
  • 農薬等有機化学物質の大気への放出抑制技術の開発
  • 土壌残留した農薬等有機化学物質の分解法の開発

これらの研究成果を生産現場へ普及させるだけではなく、農薬等有機化学物質に関連する新たな制度に反映させることを目指しています。

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