作物研究部門

オーダーメイド育種基盤グループ

高速世代促進技術とデータ駆動による優良初期集団の開発など実需者等のニーズに即応できる高速オーダーメイド育種を構築しています。高速世代促進技術はイネの生育期間を最短で70日に短縮が可能で、高速世代促進技術とゲノム情報を活用したDNAマーカー選抜技術を併用することにより、ニーズに即した個体・系統を短期間で効率的に選抜します。さらに画像情報による生育・収量予測モデルを活用したデータ駆動型の育種選抜基盤技術により、公設試験研究機関や民間企業のニーズに応じて迅速に品種を育成するためのプラットホームとして、複数の有用遺伝子を集積した優良初期集団を作成するとともに、形質予測AIの実証を進めます。この技術により民間企業などとの共同研究による多収・良食味米品種、冷凍米飯や米粉等に適する品種を育成します。また、作物デザイン研究領域が整備する高い環境適応能力などの先導的育種素材の利用を進めます。

メンバー