果樹茶業研究部門

研究成果普及サポーター制度

果樹研究成果普及サポーター通信 第9号(令和4年8月号)

サポーターの皆様

サポーター通信をお届けいたします。

目次

1. 新技術のご紹介

2. イベント情報

3. 刊行物のご案内

4. 農業技術研修生の募集

1. 新技術のご紹介

(1)バイオ炭を活用した茶園土壌の炭素貯留に関する検証の開始
~地域農業におけるCO2削減に向けた取り組み~

中部電力株式会社、遠州夢咲農業協同組合および農研機構の3者は、7月12日よりJA遠州夢咲の生産茶園において、バイオ炭を活用した土壌の炭素貯留に関する実証試験を開始いたします。
■ 詳細情報 :(外部リンク:中部電力株式会社)
https://www.chuden.co.jp/publicity/press/1208640_3273.html

(2)「みかん栽培動画つくりました」を公開しました。

『美味しいみかんを作りたい』そんな作り手の願いに応えるために、農研機構は、みかん栽培に関する動画を制作し、YouTubeで公開しております。
みかんが甘くなる仕組みや、みかんの栽培に関する基本的な考え方を紹介・解説しています。
今後も、みかん栽培に関連した技術紹介動画を制作・公開していく予定です。
■ 詳細情報 :
https://www.naro.go.jp/laboratory/nifts/contents/mikan_movie/index.html

(3)抹茶の定義に関する技術報告書がISOより発行
- 日本で発展した抹茶の栽培方法や製造方法、歴史をまとめる -

農研機構が中心となって、国際標準化機構(ISO)において作成をすすめてきた、抹茶の定義に関する技術報告書ISO TR 21380が、4月11日に発行されました。
この技術報告書には、日本で独自に発展してきた抹茶の栽培方法や製造方法、その歴史がまとめられており、日本産抹茶の国際市場での評価の向上にもつながると期待されます。
■ 詳細情報 :
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nifts/152224.html

(4)「わい化栽培リンゴ『ふじ』における着色向上のための 窒素施肥」の標準作業手順書を公開

リンゴ「ふじ」の果実は、着色期の高温や窒素施肥量の増加により着色不良となることが知られており、近年の温暖化の進行により着色不良果の増加が懸念されています。
農研機構は、果皮の着色も考慮した窒素施肥基準とその解説を記載した標準作業手順書(SOP)を作成し3月2日にウェブサイトで公開しました。
栽培地域の年平均気温で施肥量を区分するとともに、樹勢に応じて窒素施肥量を増減する指標などを記載しています。
■ 詳細情報 :
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nifts/151556.html

(5)カキの受粉に野生のコマルハナバチが大きく貢献
- 野生の花粉媒介昆虫を活用した省力的な栽培に向けて -

受粉が必要な果樹・果菜類の栽培で、野生の花粉媒介昆虫が役立っていることは知られていますが、その実態には不明な点が多くありました。農研機構は野生の花粉媒介昆虫を積極的に活用するための調査マニュアルを開発し、その研究の中でカキの花粉媒介に野生昆虫のコマルハナバチが全国的に大きく貢献していることを明らかにしました。生産現場における野生の花粉媒介昆虫の貢献を把握することによって、飼養の花粉媒介昆虫として導入されているセイヨウミツバチの巣箱数を地域単位で適正化でき、省力的な栽培が可能になります。
■ 詳細情報 :
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/niaes/153888.html

2. イベント情報

(1)オール農研機構 秋の一般公開 2022 をオンラインにて開催
(2022/9/3、ニコニコ生放送® ライブ配信)

農研機構は全研究所が参加する、オンライン一般公開を9月3日(土)に行います。
「農業と暮らしを結ぶサイエンス2022」をテーマに、全国各地の研究所とつないだ4時間半の特別番組を「ニコニコ生放送®」で10時からライブ配信します。
昨年、好評いただいた全国各地の研究所を紹介する「列島リレー」のほか、世界で初めて開発した「青いキク誕生秘話」などの講座、農研機構広報アンバサダーの緒方湊さんコーナー「20年後に食べているのはどんなナシ?」などを行います。
■ 開催日 : 2022年9月3日(土)10時~14時30分
■ 開催方法 : 農研機構「秋の一般公開」特設ウェブページからリンク
■ 対象 : どなたでもご参加いただけます。登録不要・無料。
■ 詳細情報 :
https://www.naro.go.jp/event/autumn2022/index.html

★ 農研機構に関連するイベント・セミナーの日程
- 2022年のイベント・セミナー一覧 -

https://www.naro.go.jp/event/index.html

3. 刊行物のご案内

◆果樹茶業研究部門パンフレット(要覧)を更新しました。

https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/main-pamph/062295.html

◆Fruit & Tea Times

農研機構果樹茶業研究部門では、最新の研究成果を分かりやすく解説する機構全体の活動をわかりやすく紹介する広報誌「Fruit & Tea Times」を、年6回刊行しています。

・第32号(2022年7月13日)

特集「未来を切り拓く果樹研究の最前線」
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/nifts/fruit_tea_times/154028.html

・第31号(2022年5月9日)

特集「消費者もにっこり笑顔になれる緑茶用新品種「かなえまる」」
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/nifts/fruit_tea_times/152582.html

・バックナンバーはこちらから

https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/nifts/fruit_tea_times/index.html

4. 農業技術研修生の募集

果樹農業・茶業の担い手となり、地域の指導者となり得る人材の養成を目的とし、各コースで落葉果樹・常緑果樹・茶業に関する学理及び技術を2年間学ぶものです。

令和5年度 農研機構果樹茶業研究部門 農業技術研修生募集中
■ 詳細情報 :
https://www.naro.go.jp/laboratory/nifts/contents/nougi_kensyu/index.html

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
果樹茶業研究部門

〒305-8605 茨城県つくば市藤本2-1
https://www.naro.go.jp/laboratory/nifts/

◎お問い合わせ連絡先

https://www.naro.go.jp/inquiry/index.html

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