畜産研究部門

受精卵生産グループ

酪農や肉牛の生産現場では、体外受精によって生産した体外受精卵を母牛に移植する技術が活用されています。しかし、体外受精卵は、体内で生産された受精卵と比較して受胎率が約10%低く、約40%にとどまっています。不受胎による農家の経済的損失を軽減するためにも、体外受精卵の品質向上による受胎率の改善が重要な課題となっています。受精卵生産グループでは、体外受精に用いる卵子の品質向上を目的として、卵子周辺細胞の代謝変化に着目した新たな卵子体外成熟培養技術の開発に取り組んでいます。また、受胎性の低い凍結精液を選別するため精子のエピゲノム情報等を活用した雄牛の繁殖性を早期に評価する技術や、精子の受精能低下を低減する新たなウシ精液凍結保存技術の開発に取り組んでいます。さらに、これまでグループで開発した2つの受精卵発生培養技術の改良・統合等により、品質の高い体外受精卵の生産効率の向上を目指します。

ウシ体外受精卵

メンバー