植物防疫研究部門

果樹茶病害虫防除研究領域

国内果樹・茶産業においては、生産に必要な労働時間が長いこと、新規就農者が不足していることから、省力化、機械化、篤農技術の継承が必要となっています。そのため病害虫の防除においても、果樹・茶の生産力強化に資する技術開発が求められています。また、持続可能な生産環境を維持するため、農薬使用量を低減できる持続的な防除技術が必要です。 食料・農業・農村基本計画では、令和12年までに農林水産物・食品の輸出額を5兆円とする目標が設定され、果実(リンゴ・ブドウ・モモ・カンキツ)と茶は、輸出の増加が期待される作目として、政府による輸出目標額が掲げられています。
そこで、果樹・茶業における生産力の強化と持続可能な農業生産を両立し、国産果実・茶の輸出増加に貢献するため、1) 輸出において問題となる病害虫の消毒技術等の検疫対策技術の開発、2)果樹・茶の主要病害虫に対する環境保全型防除技術の開発を行っています。

領域長

中保 一浩 (なかほ かずひろ)

所属研究グループ