イネが病気になる原因は微生物で、その微生物を病原菌といいます。その病原菌がイネに感染して病気を引き起こします。
病原菌は、種子の中に潜んでいたり、虫が運んできたり、田んぼの土の中にいたりします。
これらの病原菌が、イネに感染して病気を引き起こします。日本では、現在69種類のイネの病気が知られています。
なかでも、イネの葉に斑点を作ったり、穂を枯らして収穫量を減らすいもち病、イネの茎(葉鞘)にくっついて斑点を作ることで、イネを倒れやすくしてしまう紋枯病、イネの籾に小さな黒い固まりを作って、収穫したお米を汚してしまう稲こうじ病などが東北で重要な病気です。