東北農業研究センター

お米のよくある質問集

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お米の花は品種や種類によってどんな違いがありますか?

お米の場合、花びらにあたる部分は小さくて目立ちません。

オシベとメシベを緑色のカラ(もみがらになる部分)が直接つつんでいます。この殻が開いて10~20分たつと6本の白いオシベとメシベが顔をのぞかせます。伸びたオシベが花粉をとばし、メシベについて受精(じゅせい)が完了すると、カラはすぐに閉じてしまいます。

カラが開いてから閉じるまで2時間くらいと短く、おもに午前中に咲きます。ですから、お米の花が咲いているところを見たことがある人はあまりいないと思います。

お米の花には、いろいろなタイプがあります。カラに紫色や赤色がついたもの、カラの先端に長い毛(「ぼう」とよぶ)がついているもの、その毛に紫や赤などの色がついているもの、カラの表面にたくさん毛が生えているものなどいろいろです。